MENU

SNSでバズりたい!インフルエンサーと考えるバズりの極意

2023.01.15 融合学域 先導学類 観光デザイン学類 スマート創成科学類 全ての方向け

こんにちは!観光デザイン学類1年の栞です。

すっかり寒くなりましたね!角間キャンパスもすっかり雪景色です。

以前、自己紹介で「バスですぐ寝てしまうのが悩み」とお話ししましたが、これからはこたつとの戦いにもなりそうです。皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね!

 

 

さて、今回は昨年11月5日に金沢市野町にある、金沢未来のまち創造館で行われたイベント「のまちTRIAL」内で開催したトークセッション「SNSを用いたマーケティングとバズりの極意」について取り上げます!

 

 

SNSでバズりたい!インフルエンサーと考えるバズりの極意

 

 

金沢未来のまち創造館とは、「食」「ものづくり」「子どもたちの未来」を軸に、新たな産業の創出と未来で活躍する人材を育てることを目的として作られた市営施設です。旧野町小学校を改修・増築して作られた館内にはオフィスや会議室、カフェから調理室までさまざまなフロアがあります。金沢大学融合学域は館内の研究室のひとつに入居し、さまざまな活動に利用しています。

 

 

このトークセッションでは、自身のnote「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」が話題の金沢在住(11月時点・現在は東京都在住)イタリア人インフルエンサー、マッシミリアーノ・スガイさんをお招きして、「人々を惹きつける投稿とは?」「効果的なSNSの活用法は?」など、マーケティングにおけるSNSの重要性についてディスカッションを行いました。

 

 

マッシミリアーノ・スガイさん

イタリア・ピエモンテ出身。

日伊通訳・フードライター・テレビ出演などでご活躍中。

日本の食文化や日本語の面白さをつづったSNS投稿が人気を博し、自身のnote「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」は、120万PVを突破(2022年10月時点)。

 

 

金沢大学からはスマート創成科学類准教授の野村先生、観光デザイン学類教授の松田先生、学生ライターのりゅーきと私の4人が参加させていただきました。

 

 

 

SNSの原動力って?

冒頭では、マッシさんがSNSを始められ、投稿がバズるまでの経緯をうかがいました。

 

※バズる…主にSNSにおいて短い期間で話題が広がり、多くの人からの注目を浴びること。英語の動詞”buzz“(ざわめく、噂になる)が由来。

 

SNSは、自身が日本でおいしい食べ物に出会った感動と日本愛を発信するために、ひとりごと感覚で始めたというマッシさん。日本人は様々な食文化を積極的に取り入れていて、どんどん新しい料理やスイーツが生まれるので飽きないとおっしゃいます。

 

 

SNSでバズりたい!インフルエンサーと考えるバズりの極意

本題とはそれてしまいますが、甘党な私とマッシさんは「コンビニスイーツは入れ替わりが早すぎる」といった不満で意気投合していました(笑)。

 

 

好きなことを楽しんで発信することが、SNSを続けるポイントだそう。

日々サイゼリヤへの愛を語りまくるあまり、ネット上では「サイゼリヤの回し者なのではないか」「マッシはサイゼリヤ本社からお金をもらっている」といった噂がささやかれたこともあったそうですが、マッシさん曰くそのような事実は一切なく、ただマッシさん自身の発信したいことだけを書き続けているそうです。

 

 

SNSでバズりたい!

SNSで情報を発信している人の多くが一度は抱く、「バズりたい」願望。マッシさんは「バズりたい」ではなく「好き」が先行してSNSを始められましたが、今ではより多くの人に日本の食文化を発信するために、投稿もいろいろ試行錯誤しているのだとか。

マッシさんに教えていただいたマッシ流「バズりの極意」の一部を紹介させていただきます。

 

 

①あえてネガティブに表現すべし

「これ絶対にマネしないで」「(おいしすぎて)教えたくない」などのマイナスな表現は、かえって人々の好奇心を刺激するそうです。やっちゃダメ!と言われるとなぜかやりたくなる感覚、皆さんにもあるのではないでしょうか(笑)。そんな人間の心理を逆手に取った、マッシさんらしいユーモラスな表現です。

 

 

②バズりの神様は突然に…

これはバズるぞ!と意気込んで投稿しても、思ったような反応が得られなかったということも多いといいます。工夫を凝らした投稿よりも、なんとなくつぶやいた投稿が大反響を得て、「なんでこれがバズるの!?」とよく驚いているそうです。あれこれ考えるのも大切ですが、とにかく数をこなして継続的に投稿することも、バズるために必要な要素と言えますね。

 

 

③自分に合ったSNSは?

日本にはたくさんのSNSがありますが、Twitterは短文投稿がメイン、Instagramは写真を重視、まとまった文章を投稿したいときはFacebookやnote…などといったように、それぞれ投稿の形式は異なります。バズり方も違うため、同じ内容をあっちにもこっちにもコピー&ペーストするのではなく、自分が特に発信したいのは何か、自分に向いている・楽しく続けられるのはどれかを考え、そのフィールドに合った投稿スタイルを模索していくことが大切だそうです。マッシさんも、Twitterでは街で出会ったスイーツの感想や日常のちょっとした出来事をつづり、noteでは1つのテーマ(日伊の比較、日本語の面白さなど)についてじっくり熱く語られています。

 

 

 

 

約一時間、本当にたくさんのことを教えていただきました。どれもいち学生ライターとして、いち大学生として考えさせられることばかりで、貴重な経験をさせていただきました。会場にお越しくださった皆さんにも、ご参加いただけなかった皆さんにも、この記事から少しでもマッシさんの愛と情熱を感じ取っていただければ嬉しいです。