融合学域活動PRイベント「Here you go, Here we go!」第1部
2024.09.13 融合学域 全ての方向け
どうも、ヤマダです。
この記事を書いている現在は、大学生初の夏休み期間中です。そして、入学後初の帰省中です。帰省するにあたり、憧れの夜行バスに乗ってみました。車内でできることと言えば、音を聞くことくらいなので、暗闇の中でラジオを聞いていました。(暗い中では、音を聞くくらいしかできない、ってね。夜行バスの車内だからしゃーないよな、ってね。)
さて、今回は融合学域の活動PRイベント「Here you go, Here we go!」に行ってきました。高校生や融合学域生はもちろん、教授陣や企業の方まで様々な人にお越しいただき、会場では賑わいを見せていました。では、そのイベントの様子をお届けします。どうぞ。
1.学類紹介
まずは、学域生から融合学域の各学類の魅力について、紹介が行われました。発表者それぞれに個性があり、とても見ごたえのあるプレゼンでした。
先導学類では、“挑戦”を押し出していました。「挑戦すれば天国」と謳うほど、まず始めてみることの大切さを説いていました。受け身の無力さと、体力ある大学生でこそ、という2点がその主張の裏付けとなっていました。発表の際の体験談や語感から、一貫とした挑戦への姿勢が伝わってきました。発表者である藤澤さんは芸術活動も行っているようで、会場のブースには彼女の書いた絵が展示されており、多くの人の注目を集めていました。本当にきれいな絵でした。
観光デザイン学類では、カリキュラムに関して重点的に説明されていました。「観光デザイン学類では、その名の通り、観光についての授業はもちろん行うが、それだけではない」ということに焦点を当てていました。融合学域では、多角的な視野を身に着けるために文理医といった融合の観点から、様々な授業や支援が用意されており、それを自主的に選択します。これがなにを意味するかというと、理想とする自分像に近づきやすくなる、ということです。発表者の中條さんいわく、「融合学域とは、夢を叶える最適&最短&最高の場所!」だそうです。なりたい自分になる、その可能性を引き出すのに最適な場所なのではないでしょうか?ちなみに中條さんは、このイベントの翌日が誕生日ということで、お祝いの拍手を受けていました。(僕も、99歳を祝って拍手をいただけるほど、長生きしたいものです。白寿だけに。)
スマート創成科学類では、学類というよりも融合学域の幅広さについて紹介されていました。発表者の冨田さんが融合学域に入った理由は、これといった将来の夢ややりたいことがなかったが、限定せずに様々なことを学びたかったから、だそうです。スマート創成科学類は、AIやデータサイエンスを基盤として様々な分野を学び、そこで得た知見を活かしてイノベーションを起こすことを目的とした学類です。冨田さん 曰く、文系傾斜で入った人が理系に興味を持ったり、逆に理系傾斜で入った人が文系のことについて関心を持ったりすることは往々にしてあるそうです。なので、幅広い分野を学びたくて、AIや情報系などに興味がある方にとって、スマート創成科学類はうってつけの場所だと思います。
2.事業のプレゼン
学類紹介の後には、融合学域生の登壇プレゼンがありました。大学生ながら様々な事業を行っていることを知って、若いうちから社会に対してアクションを起こしていくその行動力に感心しました。
例えば、融合学域のイベントに参加したことをきっかけに、看護学類から先導学類に転学類して起業をした人がいました。それも1つの分野ではなく、タコス販売や自分のスニーカーの販売など、多分野にわたる事業を手掛けていました。事業のプレゼンだけでなく、起業未経験者に対するアドバイスをしていただき、その時中心になった話題も挑戦でした。具体的に言えば、今あるものを活用して行動するこの大切さを教えていただきました。タコス販売の場所を確保するために屋台の手伝いを行ったり、廃業予定だった祖父母の農業を継いだりと様々な行動をしたそうです。環境に言い訳をしない、かっこいい生き方ですね。
他にも、環境保全や動画制作など様々な活動を紹介していただきました。どの方も自分のやっていることに誇りをもっているようで輝いて見えました。
3.ブース紹介
事業紹介の後には、ブース紹介タイムがありました。会場には、プレゼンを行ったものに限らず、融合学域生の活動紹介ブースが設置されていました。それこそ、我々学生ライターのブースもあり、多くの方に記事を紹介させていただきました。思っていたよりも、学生ライターの存在を知っている方が多くて嬉しかったです。おすすめの記事を聞かれたので、わたくしヤマダの自己紹介記事を勧めたところ、ダジャレがハマり、笑っていただきました。親近感の湧くような文面は読みやすい、と感想を生で聞けたので、とてもいい経験になりました。
今回の活動PRイベントでは、学類や活動の紹介を通して、行動や挑戦の大切さを学ぶことができました。ネットで動画を見るよりも、会場でお話を聞く方が、感情が深く伝わってきたので、参加できてよかったです。今回はここで終わりにしますが、スマート創成科学類で出てきた「やりたいこと」について、勢いで書いたおまけのコラムが下にあるので、よかったらぜひ読んでみて下さい。
ではまた。
<おまけ:日常で使えるダジャレ講座③>
「ロンリネス」
例:「私、一人暮らしを始めてからホームシックになったり寂しさを感じるようになったりしてんねん。やから、どうして人ってこんな感情持つのかなぁって考えることが増えたんやけど、そうするとさらに孤独を感じて、どんどん暗くなってちゃって、、。どうしたらいいと思う?」
「先輩っ!人間は誰だって寂しさを感じるものです!それを理屈で考えようとすると、暗くなってしまうのも当然です!なんせ、人はいつだって、論理ねぇぇぇっすっ!!!!」
Point:いやー、これは中々難しいですね。まず、このダジャレを使う相手について。「ねぇっす」というやや砕けた言葉を使うので、ある程度親しい関係の人であることをお勧めします。初対面の人に使うこともできなくはないですが、それは、先の関係に響く大勝負を仕掛けることを意味するので、余程の物好きでない限りは使わないでおきましょう。また「ロンリネス」と「論理ねぇっす」はかなりうまい掛け合わせなのですが、それだけに、自然な文脈を作るのがこれまで以上に難しいです。この場合、なぞかけにして昇華するのが手法としてあるのですが、できればダジャレとして使っていただきたいです。「先輩との人生話」のような機会があれば、前々からあらゆるパターンを想定しておいて、当日にうまく話をそのパターンに持っていくとよいでしょう。
<コラム:やりたいことについて>
現代の風潮として、「やりたいこと」がない、というのはマイナスなイメージがありますが、私はそうは思いません。
高校生、特に高校三年生は進路を決めるにあたり、必ずと言っていいほど「やりたいこと」というワードにぶつかります。この言葉について悩みを抱えている人は少なくないと思います。「私のやりたいことって何だろう?」「やりたいことがない、どうしよう」といった風に。そして、担任や親との話し合いの際に、無理やり絞り出して、「私は~になりたくて」といい、一時的な案をだして納得させようと試みることもあるでしょう。しかし、このような場合、大学入学後に「本当はこんなことがしたかったわけじゃない」と後悔する可能性があります。
なぜこのようなことが起こるかというと、この場面に使われる「やりたいこと」という言葉の中には、何か大義めいた意味合いが含まれているからではないでしょうか。例えば、「医者になって、人の命を救う」や「国際機関に勤めて、地球温暖化を防ぐ」など。ここまでスケールが大きくなくとも、世間一般的に見て素晴らしいことをイメージするのではないでしょうか。しかし、ここで一度立ち止まって考えてみましょう。
「それって、“自分が”やりたいことなの?」と。
これまで述べてきた「やりたいこと」というのは、人を、そして自分を安心させるための材料に過ぎないのではないでしょうか。「やりたいこと」があれば、親や担任に余計なことを言われずに済むし、何よりも、役割を得られたようで自分を安心させることができます。つまり、「やりたいこと」とは「”自他を一時的に安心させるために”やりたいこと」なのです。しかし、それは虚構に過ぎず、現実とのギャップに苦しむのがオチです。そもそも、我々は大義や目的をもって生まれてきたわけではありません。したがって、やりたいことがないと悩むのも無理ないのです。
ここで私が言いたいのは、「“自分が”やりたいこと」がなければ、無理に決めようとしなくてもいい、というよりかは、「“自分が”やりたいこと」は、どんなに些細なことでもいい、ということです。例えば私の場合、観光デザイン学類を選んだ理由の一つとして、旅行が好きで観光について学びたいから、というのがありました。大義があって何かを頑張るのは確かに素晴らしいですが、ないのが悪い、なんてことはありません。むしろ不純で結構だと思います。ただ、大義を与えてくれる運命的な機会を待ってなにもしない、というのはどこか退屈ではないでしょうか。何か素晴らしいものでなければいけない、という考えを一度取っ払って、本当は何がしたいかを考えてみる、つまりは
「自分の心に正直になってみる」
ということです。とはいっても、余程の覚悟がない限り、思うがままに生きるのは難しいです。ただ、「そうありたい」と、もがくことはやめないでいたいですね。(私も、道半ばです。)