【先導の今と未来】先導学類生との懇談会におじゃましました
2024.11.06 融合学域 先導学類 学生生活 全ての方向け
10月17日に、先導学類初の教員・学生懇談会が開催されました。学類に対する学生と先生方それぞれの思いを共有し、先導学類でのより良い学びの実現に活かすことを目的に行われました。この記事では、懇談会で活発に語られた日々の授業や先導学類での思い出、これからの先導学類などさまざまな論点を取り上げ、先導学類の今と未来にフォーカスしていきます。
先導の授業って、どう?
先導学類の先生方と学生(2~4年)、大学関係者を合わせた総勢16名が参加しました。
まず話題になったのは、先導学類の授業について。学生は順に、融合学域で印象に残った授業を挙げていきました。その中の一部を紹介します。
〇IoT技術:プログラミングや超小型カメラによる人々の行動把握など様々な技術を学び、自分の研究に活用できそうな技術を知ることができた。
〇イノベーション基礎:先生の軽快なトークで進む講義が面白かった。
〇ワークショップデザイン演習(観光デザイン学類科目):少人数でじっくり学べて、ワークショップを実際に開催する実践的な授業で楽しかった。
授業での思い出だけでなく、授業の進め方に対する学生の要望や履修システム上の課題など、活発な議論が飛び交いました。日頃聞けない学生の本音に驚いていた先生もおられ、双方にとって意義深いパートとなりました。
世界に飛び出す先導学類生たち
先導学類は、海外での留学やインターンシップが必須となっています。世界中をフィールドに実践的な学びが行えるこの制度には肯定的な学生がほとんどでしたが、この卒業要件を知らずに入学した学生もいるという意見もあり、周知の強化の必要性が認められました。ある4年生は「言語が不安な人も多いかもしれないけれど、いざ行ってみると案外話せるようになる」とアドバイスします。先導3〜4年生は既に多くが留学を経験していることから、後輩たちも気軽に相談できる環境が整っています。
先導学類のこれから
来年3月、先導学類初の卒業生となる4年生は、民間企業への就職や大学院進学、起業などそれぞれの進路に進んでいきます。しかしながら、その大多数が国内就職・進学であり、海外に目を向ける学生は多くありません。「海外就職者が増えれば、先導らしさだったり先導の『社会変革を先導する中核的リーダーを育てる』という使命の実現にもつながるのではないかな」という意見には、多くの参加者が深くうなずいていました。
わずか1時間半の懇談会でしたが、学生、先生方ともにそれぞれの思いを自由に共有し合うとても賑やかなセッションとなりました。先導学類はこんなにもエネルギッシュな学生が集まっており、常に新たな挑戦が生まれているのだと知ることで、より一層先導学類の未来が楽しみに思えました。
融合学域は先導学類に続き、2026年3月に観光デザイン学類初の卒業生を、2027年3月にはスマート創成科学類初の卒業生を輩出します。それぞれが特有のエネルギーと個性をもつ3学類が、自らの学類にとどまることなく縦にも横にもつながり、互いによい刺激を与えあうことで、これからの未来を引っ張る中核的人材・イノベーション人材としての成長を実現したいと感じています。融合学域生として、これからも融合学域を盛り上げていきます!