融合学生がやってた大学受験勉強法~英語・数学編~
2024.12.13 融合学域 受験生
皆さんこんにちは!Aoです。少しずつ寒くなってきましたね。筆者の最近の悩みは末端冷え所の再燃です(なんだか背反した単語が並んでしまいました(笑)
今回は受験を控える高校生に向け、融合学生の高校時代の受験勉強法についてレポートします。
融合学域は新しい学域であるがゆえに、どんな勉強をして受験に臨めばいいんだろうと思った受験生の皆さんはいませんか?筆者は受験期の自分の勉強法が正しいのか不安でした。この記事は受験必勝法になるとまでは言えませんが、皆さんの勉強へのモチベーションの一助になれば嬉しいです。
この記事を書くにあたり、融合学生に使っていた参考書についてアンケートを取りました。(2024年10月20日~27日実施・回答者数27名(1年生15名、2年生5名、3年生5名、4年生2名)))加えて、筆者の周囲の友達数名にもインタビューをしましたので、それらを交えながらご紹介していきます。
<数学編>
※その他(Focus Gold,LEGEND,入門問題精講etc..)
複数回答可能な問いでしたが、青チャートと基礎問題精講の利用者が圧倒的に多かったです。続いて黄色チャートが多かったので、やはり受験生の数学のお供は”チャート”といったところでしょうか。
ちなみに、筆者も理系傾斜で入学を決めましたが、青チャートは3年間よく使いました。数学の問題集や参考書で得るべき情報は、”入試問題の難しさ”と”解答のテンプレート”だと思います。2次入試(金沢大学における「個別学力検査」)になると共通テストとは異なり、問題文2行程度のあとに何の手引きもなく0から答えを書き進める必要があります。それらの問題の雰囲気に吞まれたり、焦りを感じていては本番で実力を発揮できません。だからこそ、入試問題の肌感を知って、その場で問題がよく理解できなくても、解答のテンプレを知っておくことが他の受験生に対し優位に立ちます。例えば、「〇〇をaとおく」や「与条件から〇〇は〇〇とみなせる」などの導入テンプレを使えば、少しでも解を導き出そうとしているアピールを解答用紙の中で表現することができます。これが部分点の獲得につながって行くと思います。
<英語編>
まず、使っていた英文法・英文読解の参考書をまとめてみました。
英文法系だとNext Stage、Vintageが多いようです。英語の長文問題対策系の問題集は特に決まった参考書を選んでいるわけではありませんが、各々1冊は問題集を網羅しているようです。(例:やっておきたい英語長文700, 基礎問題英語長文精講,英語長文レベル別問題集etc…)色んな構文を知っていれば、ざっくりとした構造や内容を把握することができます。インタビューでは、音読をして覚えていたという人もいました。これが結果的に、難しく長い文章を落ち着いて読んだり、他の受験生より早く内容を理解するブーストになるのではないでしょうか。
続いて、英単語帳です。
英単語はシステム英単語一強という感じがしますね。筆者は英単語を受験期に少しサボってしまいました。英文を読んでいたら単語もわかるようになるだろうと安直な気持ちでいましたが、直前になってくるほど、この単語なんだっけ?となり気づけば、受験がどんどん不安になっていました、、、。英単語はやっておけばよかったという後悔がにじんでいます。もし、しっかりやっていたら入試本番でも、やっていた自信が精神安定剤になっていたと思います。
高校時代にどれだけ英語を詰め込んだかが、大学での英語力に十分響いてきます。例えば、英語を使ったレポートやプレゼンの作成、海外の論文を読むこと、プログラミング、留学生との交流など英語力で広がる学びや付加価値は挙げればきりがありません。また、筆者は大学では英語ができることを前提として、英語をどう使いこなすか応用するかを学び、その能力を持つ学生を求められているのだと感じます。多くの日本の学生は中学生からの6年間という期間で”英語を理解する時間”をもらっているわけなので、受験だけとは言わず、貪欲に勉強しておくことをお勧めします。
<共通テスト演習編>
上グラフは共通テストに向け使用した問題集を尋ねたものです。概算ですが、多くの人が2冊の市販の実践問題集と実際の過去問を解いているようです。インタビューした友達の中には、同じものを何周もして覚えるくらいやったという人もいました。筆者も共通テストの演習は実際の過去問を含め20〜30回分は解いたと思います。また、インターネット上にも会員登録をすれば自由に共通テストや各大学の2次試験の問題を閲覧できるサイトもあります。そのようなものもぜひ活用してください。
<最後に…>
いかがでしたでしょうか。受験生の皆さんもまだまだこれからの皆さんも受験勉強ってこんな感じかと思いながら見ていただけたでしょうか。冒頭にも書いた通り、この記事が受験の必勝法ではありません。今の融合学域生が自分たちの進路をつかみ取った軌跡だと思ってほしいです。何が大切で何を自分が今すべきかは自分で判断し、その都度もがいて受験に臨んだものと思います。ただ、受験という壁を一人で抱え込むことが苦しい気持ちはよく分かります。そんな時は先輩、学校の先生、塾の先生、友達など周りを見渡し、素直に思いを打ち明けるのも大切です。全ての悩みの正しい答えが簡単に見つかるわけではありませんが、凝り固まった苦しさが和らぐ瞬間があるかも!
全ての受験生が全力で自分自身と目標に向き合えることを願っています!!!!
以上、Aoでした!
<補足:グラフの所感・みんなの意見まとめ>
数学
- 問題解説付きの一冊を完璧に仕上げるのが主流
- 証明などは問題を覚えるまで解く!
- 大切なのは問題文とその答えのテンプレをリンクさせながら解く!
英文法
- 英文法は厚めの一冊を長文で分からなくなった時、辞書的に使用している人が多かった!
- 長文読解は市販のものを1,2冊じっくりといて、あとは実際の過去問15年分くらいを解く。
英単語
- 学校や塾で指定されたのものを使う人が多い
- 単語は書いたりすることも必要だけど、見る回数を増やすことを意識して暗唱もおすすめ
共通テスト
- 学校で借りて何冊かやってみる
- 過去問だと教科によってはセンター試験と共通テストで問題の構成や内容が全く違うものもあるので演習問題集をやる方がよかった