合宿に行ってきました!前編
2025.09.26 融合学域 観光デザイン学類 学生生活 全ての方向け
こんにちは、編入生ライターの抹香です!今回は観光デザイン学類(以下観デザ)1年生の必修科目である、「アントレプレナー基礎」の合宿についてレポートします。
この合宿は6月5,6日に加賀市で実施され、観デザの新入生と編入生約70名が参加しました。本当に楽しくて充実感のある合宿だったので、皆さんに伝えたいことがたくさんあります!
アントレプレナー基礎ってなんだ?
まず「アントレプレナー基礎」という授業がどんなものか概観しましょう。本講義は全編グループワークで、大学での事前学習と1泊2日の合宿から成ります。事前学習と合宿の班は全く違うメンバーでした。でも、それがこの講義を面白くしているポイントなんです。事前学習で知り合ったみんなが、それぞれ違う班で活動をして、最後のプレゼンで「あの人がこんなこと考えるのか!」ってなるのが楽しかったです。そして、本講義を通して取り組む課題は
「山代温泉で働く20代の若者が増えるために、実行力のある施策を一つ考えてください。」
です!なかなか難しいよなーって感じですね笑 観デザなので、観光客を増やす!みたいな感じをイメージしていた自分はちょっと面食らいました。
そしてそもそもアントレプレナーとはなんでしょう?
アントレプレナーとは、新しい事業を立ち上げイノベーションを起こす人の事を指し、本講義ではその新しい価値を創造する姿勢を養います!
事前学習
皆さんは”アイデア”というモノにどんなイメージを抱くでしょうか。その人の生まれ持った才能によって湧いてくるモノ?それともセンスに裏打ちされたアーティステックなモノ?事前学習ではそんな”アイデア”を生み出す方法論について、ゲーム形式でグループワークがありました。みんなでワイワイ親睦を深めながら、「切り口を変える」「無理やり繋げる」という二つのアイデア出しの手法を習得しました(これが後のグループワークを助けてくれて、本当に実用的な方法なんだな、と感動しました)。
フィールドワーク
事前学習を経て、ついに合宿スタートです!合宿の行先はもちろん山代温泉。温泉通りにある店々を抜けると古総湯を囲むような円形の道が出てきて、さらに奥に進むと総湯や寺社が鎮座している、趣と歩き甲斐のあるまちです。合宿の最初はいきなりフィールドワーク!各班施策を考えるための材料を探しに、山代温泉を散策しに繰り出します。良いところを探す班もあれば、改善すべき点を探す班もあったかと思います。僕たちの班は山代温泉のディープな魅力を探るべく、地元の方にお気に入りのお店を伺いに出かけました。
合宿前日と一日目は「菖蒲湯まつり」というお祭りの開催日で、祭りの中フィールドワークができるという最高のタイミングでした。特に今年は開湯1300年という節目の年で、みなさん気持ちが入っていたようです。そんな地元の方々の空気にあてられて、気づいたら目的を見失い、面白い人探しが始まってしまいました笑
お祭りの出店の中に時々、庭でBBQをやるときのような、みんなでお酒を飲んでいるテントが複数あったので気になって伺ってみると、彼らは本陣という組織なんだそう。学生の頃仲の良かった同期で集まって祭りを盛り上げるのが仕事だそうで、どの本陣に伺っても快く接していただけました!そして伺った先々で次はどのテントに、どの人に会うと良いぞと教えていただき、温泉通りを駆け回り、2時間ほどの充実したフィールドワークとなりました。
グループワーク
フィールドワークを終えたら、午後は加賀市文化会館で5時間弱のグループワーク。フィールドワークで各々が見聞きしてきたことを基に、班員みんなで知恵を絞って山代に20代の雇用を増やす施策を考えていきます。本講義の指導者である、株式会社電通の森口さんと交代で案の壁打ちをしながら、ひたすら試行錯誤の時間です。フィールドワークの結果、僕たちの班は「大学生を山代に呼びたい」という方針で考えることになったのですが、早々に行き詰まってしまいました。ところで、本講義では1人3つ以上施策を考えるという事前課題が課されていました。そこで、僕たちの案のベースである”大学生”と事前課題で挙がっていたアイデアを融合させられないか思索しました。その結果、芸術系の大学生によるアートとまちの融合という形に辿り着きました。
グループワーク中は、森口さんの壁打ちの時以外はどこで作業をしてもOKというスタイルでした。なので僕たちの班は行き詰ったときに小一時間散歩に出かけていました笑 外で話し合っていた班はいくつかあったと思いますが、散歩に行ってしまった班は他にはなかったように思います笑 このフリーダムさがほんとうに居心地の良い班で、二日間楽しく活動ができました!
輪踊り
グループワークの後は本合宿の宿泊地である、山代温泉の旅館に移動です。観光デザイン学類の講義なので、旅館という宿泊形態に改めて触れることも学習の一つです。いざ旅館に着くと、想像以上に素敵で落ち着きのある雰囲気にみんなのボルテージが上がったのを感じました笑 旅館に着いたら、早々に晩御飯の時間です。いわゆる旅館の晩御飯!という感じのおいしさとボリューミーさに大満足です。
晩御飯の後は自由行動。お風呂やグループワークの続き等、各々のやるべきことを済ませます。が、ほとんどみんながご飯の後はフィールドワークの場に直行したんじゃないかと思います!先ほども述べたように、この日はお祭りだったのですから!この時は班のメンバーだったり元から仲の良い友達だったり、思い思いの人とお祭りの雰囲気や屋台を楽しんでいました。お祭りの夜は、古総湯をぐるっと囲む路で”輪踊り”が催されていました。みんなで古総湯を囲む輪になって、盆踊りのような踊りをしながら周回します。僕もTA(講義をサポートする上級生)として合宿に参加していた3年生とお祭りに行ったのですが、輪踊りの中から日中お世話になった方が声をかけてくださったので、本陣の皆さんとずっと踊っていました笑
地元の人の温かさに触れた1日目でしたが、2日目はいよいよプレゼン発表です!果たしてどのような発表会になったのか、気になった方は是非次の記事も読んでみてくださいね!