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合宿に行ってきました!後編

2025.09.26 融合学域 観光デザイン学類 学生生活 全ての方向け

抹香

こんにちは!編入生ライターの抹香です!前回に引き続き観光デザイン学類(以下観デザ)1年生の必修科目である、「アントレプレナー基礎」2日目の合宿レポートを書いていきます!ここまで読んでくださっている皆さん、是非最後までお付き合いください。まだ1日目の記事を読んでないよ、という方は是非1日目の方から読んでみてください!

 

 

 

プレゼン準備

 

 

お祭りを満喫した次の日は、加賀市イノベーションセンター内にある、金沢大学 加賀サテライトキャンパス(融合学域の加賀市の拠点)に移動してプレゼンに向けた準備が始まります。1班8分の持ち時間に発表を収めなければならず、何を伝えて何を省くか、取捨選択に苦しんでいた班も多くあったように思います。僕らの班は1日目にかなりしっかりと内容を詰めることができていたのですが、逆に伝えたいことが多すぎてとても苦労しました。そこで、あえてキッチリと読み原稿は作らずにやってみよう!というスタンスで挑戦しました。

 

 

 

プレゼン

 

 

お昼ご飯のお弁当を食べつつ準備の時間が過ぎると、いよいよプレゼン本番です!プレゼンの順番はその場でくじ引きという一番スリリングなようで一番スリリングから遠いような決め方でした。要するにここまで来たらビクビクしてないでしっかり聴け、という話ですね。本講義のコンセプトにそぐう、良い決め方だと思いました。どの班も充実した内容のプレゼンで聴きごたえがありました。全体を通して驚いたのはプレゼンの巧さです。みんな1年生とは思えない語り口で、自分も負けてられないなと思わされました。

とても印象的なハプニング?があったことも忘れられません。全部で9つ班があって、なんとそのうちの3班が学校をつくろうという内容だったんです!しかもくじ引きの妙、その3班は発表順が連続してしまいました笑 具体的な施策の内容は、「温泉について学ぶ大学、”温大”をつくろう」、「薬湯について学ぶ専門学校をつくろう」、「金沢大と金沢美術工芸大のアート系学科のサテライトキャンパスをつくろう」といったものたちでした。僕たちの班は三つ目の班で、サテライトキャンパスを提案しました。他の二班は温泉での職に従事する人材を育成するという観点でしたが、僕たちの班は正規雇用の前にまずは非正規雇用を増やす、という観点からの提案で、施策のベクトルは同じでも、具体的な内容やそこに至る過程に大きな差がありました。着眼点が近しいだけに、聴き比べが非常に楽しい発表でした!

 

 

 

講評

 

 

すべてのプレゼンが終わると、合宿を引率してくださった先生方によるコメントをいただきました。融合学域というだけあって、色々な視点からの総括があり、正解となる選択肢はどんなときも1つでは無いなと感じました。その後は森口さんによる詳細な講評をいただきました。内容の面白いポイントやもう一歩考えるべき部分についてはもちろんのこと、班ごとの思考のプロセスやメンバーの強みまで含めた講評でした。そのため、「あぁこの人はこんな風に考えて物事を進めるんだな」といったように、班以外のみんなの事を知るいい機会になりました!僕たちの班は、アイデアを出して固めるまでのテンポが良く、提案の具体性を固めるのに多くの時間を割けたため、実現可能性が高いとの講評をいただきました。また、「何としても実現させてやろう。という熱量を感じるプレゼンだった」と講評をいただいて、しっかりと向き合った成果物に対して自信を持って相手に伝えることの大切さがわかりました。

 

 

 

まとめ

 

 

グループワークのはじめに、本講義では「迷ったら面白い方」をモットーにグループワークを進めるように指示がありました。それを2日間愚直にやってみて、そう指示された理由がよくわかりました。普段の生活でも私たちは、実現可能性の高い方、論理的に納得できる方を選びがちです。しかし、ある企画を推し進めるにあたって、多くの困難が付きまとうとしても、面白い方を選んだ方が推進力の高い、パワフルなチームが出来上がるんだと実感しました。これはビジネスシーンだけではなく、自分の人生においても意識したい考え方だなぁと強く思いました。ここまで読んでくれたあなたも、面白い方を選んだ方が、パッションのある活力ある日々を送れる気がしてきませんか?笑

 

最後にこの場を借りて、本講義の企画から運営まで関わってくださった皆さん、本当に楽しい講義をありがとうございました!