Language

ARTICLES

観光デザイン学類での4年間を振り返って

2026.03.19 融合学域 観光デザイン学類 学生生活 全ての方向け 受験生

 昨春、融合学域初の卒業生である先導学類1期生を見送ってから1年。いよいよ、この春は観光デザイン学類からも初の卒業生が誕生します。開設当時はわずか16名だった観光デザイン学類も、現在ではたくさんの学生や素晴らしい先生方に恵まれ、非常に賑やかで活気溢れる学類になりました。
 今回はこの大きな節目に合わせ、観光デザイン学類での4年間の学びを学年別にご紹介します!入学から卒業までのプロセスを丁寧に振り返ることで、皆さんが入学後の自分をより鮮明にイメージできる手助けになれば幸いです。

※カリキュラムや授業内容は年度により変更になる場合があります。本記事では令和4年度(2022年度)入学の観光デザイン学類生の事例を紹介しています。

[1年次]仲間との出会い!観光デザインの基礎を学ぶ

 1年次では、主に全学域共通の「共通教育科目」を履修しながら、「学域GS科目」や「実践科目」などを通して観光デザイン学類での学びの基礎を身につけます。共通教育科目はいわゆる一般教養科目を指し、さまざまなジャンルの授業から自分の関心や必要な単位数に合わせて授業を選択します。4年間を通して履修することができますが、年次が上がるごとに学域・学類の必修科目が増えていくため、早めに取りきる学生も多くみられます。
 印象深いのは、実践科目「アントレプレナー基礎」で行った1泊2日の合宿です。私たち1期生は金沢市の竪町商店街にあるホテルに宿泊し、金沢の商店街を活性化させるビジネスプランを考案しました。当時は入学したばかりで議論が行き詰まることも多くありましたが、この時期の合宿には非常に意義がありました。グループワークを通した交流はもちろん、自身の未熟さや課題を自覚することで観光分野への学習意欲がさらに高まり、「高校生の延長」だった自分をアップデートする大きなターニングポイントとなりました。合宿のフィールドは年度ごとに異なり(令和7年度現在)、年度によって合宿の思い出に大きく違いがあるのも面白いポイントです!

[2年次]本格的に観光を学ぶ1年間!学外での挑戦も充実

 2年次以降は専門教育科目(学域・学類独自の専門的な科目)が一気に増え、1年次とは少し雰囲気が変わります!後輩の中には、「2年生になってようやく『観光デザイン学類生になった』という実感が湧いた」と語る学生もいるほど。また、総合教育部の文系一括・理系一括からそれぞれ移行生が仲間に加わるのも特徴的です!
 2年次に多くの学生が受講していた科目に、「観光プロジェクト演習」があります。これは先生方が企画するプロジェクトに学生が所属し、半年から1年にわたって活動を行うものです。演習内容は地域でのイベント開催、観光に関するデータ調査や分析など多岐にわたり、自身の興味・関心のある分野に取り組むことができます。私は金沢市の犀川河川敷の利活用プロジェクトに所属していました!自分たちのアイデアが形になり、実際に犀川沿いでたくさんの人の目に触れている光景は非常に感慨深いものでした。

観光デザイン学類での4年間を振り返って

学生で作成した「空飛ぶ魚」。風に揺れる魚を眺めながら、河川敷でリラックスできる空間をつくりました!

 また、夏休みには複数の学生が「創生インターンシップ」を受講し、県内外の企業で就業体験を行いました。私は金沢市内のホテルでのインターンシップに参加し、ベッドメイキングなどの実務からミーティングへの参加まで、幅広い業務に携わらせていただきました。日頃から金沢の街に多くの外国人観光客が訪れていることは認識していましたが、実際に宿泊客としてお迎えして直接関わることで、彼らの金沢観光に対する期待の高さを実感しました。他の学生は旅館や建築会社などでインターンシップを行い、それぞれ現場でしか得られない貴重な学びを持ち帰っていました!

[3年次]大学生活も後半!進路選択の第一歩

 3年次も2年次に引き続き、専門教育科目の受講が中心となります!また、4月には3年次編入学の学生を迎え、新たな顔ぶれでの生活がスタートします。専門学校や他大学出身など多様な経歴を持つ仲間との交流は、驚きと学びの連続でした!私自身、趣味が合う編入生の友人たちと出会えたことは何よりの財産であり、この出会いをもたらしてくれた編入学制度に感謝しています。
 3年次の目玉となるカリキュラムに、鍛練科目の履修があります!観光デザイン学類では、「海外留学・海外インターンシップ」または「国内企業でのインターンシップ」の一方・もしくは両方を履修することが必須となっています。そのため、学生は「観光ビジネス実践」「観光実践留学」および「国際インターンシップ」から4単位分履修します!いずれも長期休みを活用して取り組む学生がほとんどですが、長期インターンシップの場合は1か月から半年におよぶ場合もあります。私は「観光ビジネス実践」として、七尾市のまちづくり企業で半年間のライターインターンシップに参加しました。能登半島地震から間もない能登の現状を伝えるライターとして、たくさんの能登の方々と関わらせていただきました。この経験は卒業後の進路選択にも多大な影響を与え、能登の復旧・復興をより自分ごととして捉えるようになりました。

観光デザイン学類での4年間を振り返って

取材で能登島に行った際に撮った能登島大橋と海。能登半島の美しい景色や優しい地元の皆様とたくさん出会うことができ、能登が大好きになった半年間でした!

 「海外留学・海外インターンシップ」を選択した学生は、主にアメリカ、オーストラリアなどさまざまな国の中から渡航先を選ぶことができました(令和6年度当時)。海外に行った同級生も非常に密度の濃い学びを得ていたようです!
 また、就職活動や大学院進学など、卒業後のビジョンを考え始めるのもこの時期です。3年次の夏には企業の夏季インターンシップに参加し、冬には本選考の準備を進めていました。ここまで見ると3年次は忙しそうに感じるかもしれませんが、長期休みや空いた時間を活用することができるので日々の学修にも集中できます!

[4年次]自分の興味・関心にとことん向き合う!集大成の1年

 4年次はいよいよ「確立科目」が始まります。これは4年間の学びの集大成として「融合研究」「融合演習」および「融合試験」のいずれかに取り組むもので、いわゆる卒業研究などを指します。指導教員のもとで1年間自身の課題に取り組み、2月の確立科目発表会で発表を行います。

 私は「融合研究」を選択し、金沢のお土産をテーマに研究を行いました。さまざまな先行研究を読んだり、実地調査を行ったりする中で悩むこともありましたが、自分が心から関心のある、自分で選んだ課題に向き合う日々はとても楽しく充実したものでした!研究テーマをどのように決めるかは1年間のモチベーションにも繋がるので、早い段階から何となくイメージしておくと良いかもしれません。
 大学生活以外では、学生最後の1年として友人やサークルの仲間で思い出づくりを楽しんでいる人が多い印象でした!私もライブやゼミ合宿など、今しかできないことを仲間たちと満喫しました。

 観光デザイン学類で4年間を過ごして、私はたくさんの学びとかけがえのない出会いを得ることができたと感じています。講義や課題で行き詰まった時も、それぞれの得意分野を活かして補い合い、互いに切磋琢磨しながら非常に充実した大学生活を送ることができました。
 観光デザイン学類には「新しい観光の力で、世界とつながる」という理念があります。観光デザイン学類ではまさにこの理念の通り観光の「今」をたくさんの先生方から学べ、インターンシップや海外留学などで社会に飛び出し、その学びを実践することができます。この学類に入学してよかったと在学中何度も感じました!本当に楽しい4年間でした。

 この記事が観光デザイン学類に関心がある皆さんの進路選択に少しでも役に立つことを願っています。最後になりますが、4年間お世話になった1期生の皆や、熱心にご指導いただいた先生方に感謝して、結びといたします!

追記
 融合学域学生ARTICLESの創設から、まもなく4年が経とうとしています。私は初期メンバーとして、3年次からは学生編集長として活動してきました。今回の記事をもって学生ARTICLESからは離れてしまいますが、今後も学生ライターによるさまざまな記事の掲載を予定しています!これからも学生ARTICLESをよろしくお願いいたします。