融合学域・先端観光科学研究所の加賀市拠点が10月1日に開設されます！

2024年9月13日、加賀市イノベーションセンターにて、「金沢大学　加賀サテライト」を10月1日から開設する記者発表をしました。
この拠点は、融合学域と先端観光科学研究所の加賀市における観光科学の演習や研究の拠点としての活用からスタートし、今後はさらに金沢大学と加賀市の連携により様々な地域課題の解決の拠点に発展することが期待されます。

この日は、加賀市の「かが交流プラザさくら」3階にある同イノベーションセンターで宮元陸加賀市長、飯山宏一融合学域長、堤敦朗先端観光科学研究所長が記者会見をしました。

初めに、宮元加賀市長から挨拶があり、学問がすべての産業振興の基盤となる考えから今回の拠点設置への期待も厚く、観光を始め様々な産業分野への波及を希望されました。

次に、飯山学域長から、新しい観光価値を加賀市拠点から作りたいと挨拶し、学域の特徴でもある文理医融合の強みを生かした研究を足掛かりに加賀市の産業振興につなげる方針を話されました。

続いて、堤所長から、観光資源が豊富な加賀市に拠点を置くことで、研究フィールドへのアクセスが向上することと、地元の人たちの暮らしの中で仮説を立て検証できる利点を説明されました。

3人の挨拶と説明の後、10月から拠点となる部屋に掲げる看板の除幕式が行われました。

除幕の後は各報道機関からの質問に応答しました。
今回は3つの地方紙と3つのテレビ局が取材に来られ、当日の夕方の地域ニュース番組で放送され、翌日の新聞にも記事が掲載されました。

加賀市のイノベーションセンターは最新の設備が搭載されている施設で、共有スペースではミーティングや動画撮影などができ、伸びやかに新しい価値を創造できる場として整備されています。今後はこの拠点を活用し、観光デザイン学類のみならず全学類でプロジェクト演習授業などを発展させ、国家戦略特区を利用するなど学生による事業化や起業から加賀市の産業振興につながることを期待しています。