大学内にアートギャラリー!? 融合大学院生が芸術思考を体験する企画をスタート!
2025.11.21 融合学域 先導学類 ニュース イベント
11月19日、金沢大学自然科学本館1階の正面玄関隣にオープンした学生交流スペースの一角にてアートギャラリー企画がスタートしました。このギャラリーは、融合学域で「芸術思考」を研究する融合研究域融合科学系・有賀三夏講師の研究室に所属する先導学類1期生でもある新学術創成研究科総合知創出科学専攻博士前期課程1年の今門凪海さんと菊地由太郎さんが「芸術思考」を体験できる場として開設したものです。
アートとは自分自身の表現や高尚な鑑賞のためだけではなく、その作品を通じて他者や社会につながることができる、という「芸術思考」の考え方を、このギャラリーに掲示している13点の作品から鑑賞する人が実感できる展示になっています。今回の展示のテーマは、「星と宇宙」。今門さんと菊地さんからのオーダーを受けて、有賀講師が作品を描きました。有賀講師が創作した「球根君」というキャラクターが「星の王子さま」「ライト兄弟」「オリオンの見える宇宙」などがモチーフの作品の中に登場し、アートを通じて観る人の知的好奇心が様々な分野に拡がる仕組みを提示しています。このほか、会場には、有賀研究室の取り組みや多重知能理論、STEAM教育とその実践についての展示もあります。小さなきっかけや気づきから多様な分野に思考が膨らみ融合していく過程は、融合学域での学びの理念につながります。
また、有賀研究室と協働する遊具会社からのご厚意で、これらの作品を掲示する縦約2.5m、横7.5mのネットを設置していただきました。遊具用に改良開発したネットをアート展示に利用し、今回の展示をさらに魅力的に見せています。
このアートギャラリーのある交流スペースは、多様なステークホルダーと学生との交流が生まれる場所になることを目指しています。学生の自習や休憩、小グループでの交流に24時間使えますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。


