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融合学域で未来を切り開く

2022.08.09 融合学域 受験生

小川琴音

入学から3ヵ月。融合学域の先導学類と観光デザイン学類の1年生に、なぜ融合学域を選んだのか、なぜ金沢という地に至ったのかについて語ってもらった。

 

先導学類 1年

「挑戦し続ける4年間を過ごしたい」

 

 融合学域を目指そうと決心したのは高校3年生の夏でした。私は理系だったので、はじめは何となく農学部や理工学部に進むのかなという感覚でいました。いざ進路を決めるとなった時、生徒会での経験が進路選択に影響を与えたと思います。自分で企画し、それを実行する楽しさ、その達成感が私は忘れられなく、この先も続けていきたいと思っていたところ、この先導学類を見つけました。文理融合を掲げる大学は他にもありますが、金沢大学の融合学域は特に起業に力を入れているところに魅力を感じました。社会に直結していて、自分がどんな形で社会に貢献できるか、どんなアプローチができるかを学ぶことができるなと感じたんです。私はまだ明確な将来の夢は決まっていなくて、ここで見つけていきたいと思っています。4年間同じ研究をするのではなく、せっかくの4年間ですからたくさんのことに挑戦していきたいですね。

 

―最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

 

まだ将来なりたい職業が決まっていない人、社会を変えたいけど何をしたらいいのか迷っている人はぜひ一度先導学類のホームページを覗いてみてください。自分のやりたいことに向かって全力で頑張ってください。そして、ぜひ挑戦する道を選んでほしいと思います。

 

 

観光デザイン学類 1年

「地元をもっと盛り上げたい」 

私は石川県の観光をもっと盛り上げたいと思ってこの観光デザイン学類を選びました。観光デザイン学類は今年できたばかりで、誰もまだ何もしたことがないという所に魅力を感じました。また、現在は16人と、生徒と教員との距離が近く少人数で深く学べるという所も、観光デザイン学類ならではのいいところだと思っています。「観光」という比較的ピンポイントの分野に興味を持った学生が集まっている所も一緒に学んでいくうえでうれしい所ですね。私は観光デザイン学類での学びを通して、大好きな金沢というまちに貢献できる人材になりたいと思っています。

 

―”観光の魅力”とは何だと思いますか。

 

 観光の魅力は、自分の足で歩き五感を通してそのまちを感じることで記憶に残るものになるということではないでしょうか。私は高校のころ地理が苦手でした。地図で見ても、文字で見ても実感が沸かないからです。やはり、座学ではわからない、画面越しではわからない所があるのが魅力の1つだと思います。ただ、忘れてはならないのが観光は観光客のものだけではないということです。地元住民の理解もあって初めて成り立つものでもあります。観光客と地元住民が共存できる社会の実現を追及していきたいと思っています。

 

―それでは最後に高校生に向けてメッセージをお願いします。

 

 受験勉強はとにかく自分との戦いで苦しいことも多いですが、乗り越えた先の毎日は本当に充実しています!次の春、融合学域で出会えることを楽しみにしています。

 

(文・写真 小川琴音)