【今年の目標覚えてる？】今年度を一年生と振り返ってみた

間もなく2023年度が終わろうとしています。昨春観光デザイン学類の2期生として入学した1年生もすっかり大学に慣れ、思い思いに学生生活を楽しんでいます。今回はそんな観光デザイン学類の1年生2人に行ったインタビューの様子をお伝えします。

さかのぼること1年前、私は現1年生の入学オリエンテーションに学生ライターとして同行しました。その中で入学前の現1年生数人に声をかけて紙とペンを渡し、金沢大学での目標ややってみたいことを書いてもらっていました。今回は抱負を書いてもらった現1年生のうち2人に、当時の紙を見ながら今の思いや一年間での変化などを聞きました。

①Aさん(石川県出身)

〈地域活性化を観光で貢献したい！〉

Q.今年度、楽しかったことは何ですか？

A.実践科目「アントレプレナー基礎」内の、能美市で行った合宿。グループで課題を考えるけれど、フィールドワークを行う中でその課題を変えて、また思いついても上手くいかずに変えて…など大変だったが楽しかった。能美市の人々とフィールドワークを通して交流できたのがよかった。

Q.1年ぶりに自分の紙を見てどう思いましたか？

A.目標は当時と変わっていない。来年もこの目標は持ち続けると思う。

Q.来年度の目標や、やりたいことを教えてください。

A.自分が将来何をしたいか、大まかにしか決まっていないのでそれを考えたい。そのために、2年次からの専門科目を頑張って、自分の得意や不得意を見つけられたらと思う。

（ひとこと：共感デザインコア・関係デザインコア・共創デザインコアの３つに分類される、観光やその他の分野をより深く学べる授業が含まれる「専門科目」は2年次から開講され、徐々に増えていきます。どうしても1年次は共通教育科目に追われたり、学域の授業も基礎的なものばかりなので、私自身も2年になってようやく、「自分、観デザっぽい勉強してる…！」と実感するようになりました。時間割が1年次と比べてガラッと変わるので、現1年生の皆さんも楽しみにしていてくださいね。）

②Cさん(石川県出身)

〈観光地の金沢で観光を学びたい！〉

Q.今年度、楽しかったことは何ですか？

A.学生団体「Five Colors」に所属して、様々な活動で地域と関わったこと。普段は機会がないと関われないような、まちづくりの現場の人たちと関われて嬉しかった。特に楽しかったのは「羽咋水祭り」。羽咋の魅力が子どもたちにも伝わるように、メンバーで工夫してマップやクイズラリーを作成した。自分自身この活動をするまで羽咋のことはよく知らなかったので、自分も全く知らない土地の魅力を見つけて発信するというのは新鮮だった。

Q.1年ぶりに自分の紙を見てどう思いましたか？

A.今でも同じ思い。今年度は基礎ばかりであまり専門的なことに触れてはいないので、来年度からの授業が楽しみ。

Q.来年度の目標や、やりたいことを教えてください。

A.将来についてはっきりと具体的に考えたい。関心のある分野などはあるけれどまだアバウト。自分のやりたいことにはどのようにアプローチしていけばよいのかなど、進路についてのビジョンを持ちたい。就職についても考え始めたい。

20分ほどのインタビューでしたが、2人とも本当に楽しそうに話してくれたことが印象的でした。それぞれがしっかりとした軸を持ち、将来に対して前向きに行動している姿を見て感銘を受けたとともに、私たち1期生も負けていられないと気が引き締まる思いでした。

2人とも、インタビューへのご協力ありがとうございました！

余談ですが、私も昨春に2年次の目標をひっそりと設定していました。ひとつは2人と同じ「将来やりたいことを具体的に考える」、もうひとつは健康でした。この1年は丸谷耕太先生のプロジェクト演習「犀川利活用促進プロジェクト」に参加したり、ホテルにインターンシップに行ったりなど、これまでにない様々な経験をしました。その中で、私は企画やアイデア出し、構想を練る時間がとても楽しく、同時に褒めて頂ける機会も多かったため、企画の楽しさや面白さを知りました。当然まだ経験は浅く、その厳しさや難しさまで理解できてはいないけれど、この1年で見つけたひとつの強みとして、このワクワクを活かせるような企画の職業に就きたいと感じました。残りの大学生活で色々なものに触れて視野を広げ、沢山アイデアを出す経験をしてさらに企画力を養い、いつか自分の考えたモノやコトが金沢で誰かの役に立ち、誰かをワクワクさせることができたらいいなと夢見ています。

健康に関してはあまり意識できませんでしたが、穏やかな一年でした。最近は実家で料理を沢山教わっています。

来年度からは1〜3年生の3学年体制になり、観光デザイン学類はより賑やかになります。また、私たち1期生(来年度3年次)には10数名の編入生が加わり、全く新しい環境での学びがスタートします。まだどのような学生が仲間になるのかは聞いていませんが、編入生の皆さんに会えることを楽しみにしています！

今年度も私たち学生ライターの記事を読んでくださり、ありがとうございました。