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地域創造と観デザ、何が違うん?①

2022.10.13 融合学域 観光デザイン学類 受験生

こんにちは!観光デザイン学類1年の栞です。
すっかり秋めいてきましたね!夏が苦手な夏生まれの私にはありがたい季節になりました。

やや気が早いですが、角間キャンパスのきれいな紅葉を見るのが今から楽しみです。

 

さて、この季節になると思い出す風景があります。

1年前、高校最後の行事である文化祭を終えた私は、ようやく自分の進路を考え始めていました。

自分の夢に近づける学校を探していたところ、金沢大学の地域創造学類と観光デザイン学類に出会い、それぞれのパンフレットやウェブサイトを読み漁る日々でした。

でも、頭の中にはいつも同じモヤモヤが一つ。

 

 

「地創*1と観デザ*2何が違うん!?!?」
*1…地域創造学類の略称。
*2…観光デザイン学類の略称。

 

 

今地域創造学類と観光デザイン学類は全くの別物だとわかりますが、当時は観光デザイン学類は新設されたばかりで情報も少なく、「まちづくり」「地域活性化」など、キーワードで見れば重なる点も多い2つの学類の違いがわかりにくく感じていました。

今回は、観光デザイン学類と地域創造学類をポジティブに比較し、それぞれの個性について深堀りしていきます。前編の今回は、それぞれ学類独自の特色や魅力が数多くある2つの学類の関係やカリキュラム、入試の観点からの比較を、後編では2学類の学生の生の声をお届けする予定です。

それぞれで迷っている受験生はぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

観光デザイン学類の成り立ち

観光デザイン学類は、地域創造学類の観光学・文化継承コースを土台とした先導学類に次ぐ融合学域2つ目の学類です。

かつて地域創造学類では、福祉・環境・地域づくり・観光の4つの分野を専攻できましたが、その中の観光の分野を学類として発展的に独立させたものが、観光デザイン学類です。観光はもともと地域創造学類で学べた分野であるため、これはまぎらわしく感じても仕方ないですね。

 

 

具体的なカリキュラム

地域創造学類では、2年次に2つの科目群から学びの核になるプログラムを1つずつ選ぶ必要があります。いわゆる専攻を指す「地域課題科目群」からは福祉・環境・地域づくりの3つから、リーダーシップをつける「地域創造科目群」からは公共政策・地域マネジメントのどちらかを選びます。その後は、自分の進路に向けて様々な研究・実習を行います。4年間を通してより深くピンポイントに学ぶためにも、2年次までには何を専攻したいかや将来の方向性を定めておく必要がありそうですね。

 

 

一方、観光デザイン学類では偏りのない文理融合エリアを行き来しながら、自分の学びたいこと、関心のあることに幅広く触れることができます。なりたい自分になるために必要なことだけを学べて、自分だけのカリキュラムを組むことができます。特定の分野に絞ることがないため、具体的な将来像が定まっている人もそうでない人も、共に学べる学類です。ただ、個人の自由度が高い分、自分から主体的に動かないとただ時間だけが過ぎていき、卒業時にもったいない思いをしてしまうような印象を受けます。起業についての専門的な授業があるのも特徴です!

 

 

〈参考〉

 

 

 

 

 

入試制度

どちらの学類も、現在の文理に関係なく受験することができます。

金沢大学は、共通テストでどの教科を重視するか(どの教科の配点が高いか)や、個別学力検査での科目が学類によって大きく異なります。令和5年度の地域創造学類と観光デザイン学類の入試制度(一般選抜)について表にまとめてみました(令和5年度入学者選抜要項より)。

地域創造と観デザ、何が違うん?①

*3…「基礎」のつく理科科目は2科目で1科目とする。

*4…一般選抜の募集人員。

*5…文章や図表を読み取り、問いに対して考察や意見を短く述べる小論文形式の問題。

 

 

ここでは一般選抜について紹介しましたが、他にもKUGS特別入試、留学生入試などさまざまな受験方法があります。今後変更される可能性もあるので、詳しい入試制度については必ず自身で入学者選抜要項、学生募集要項などを確認してください。

 

 

〈参考〉

 

 

 

少しずつ2学類の違いについてわかってきましたか?

前編はここまで。後編ではそれぞれの学生のインタビューをお届けします!

2学類で揺れている受験生の皆さんの参考になれば幸いです。