【後編】チェコの留学ってどんな感じ?ちぇこっと(ちょこっと)深めに聞いてみた!
2023.05.24 融合学域 先導学類 観光デザイン学類 スマート創成科学類 全ての方向け 在学生
みなさんこんにちは!学生ライターのりゅーきです。
前回の、前編の記事( https://innov.w3.kanazawa-u.ac.jp/articles/articles-2042/ )は読んでいただけましたか?
まだ読んでないひとは、この記事を読んだ後でもいいのでぜひ目を通してみてください!
さて、前回に引き続き、チェコに留学中の学生にインタビューした内容をお伝えしていきたいと思います!
登場人物
・チェコに留学中の先導学類3年Aさん
・学生ライターりゅーき(り)
インタビュー
り「引き続きよろしくお願いします!」
Aさん「よろしくお願いします!」
り「後編ではチェコでの日常生活について聞いていきたいと思います!」
り「前編では、留学先を選ぶにあたって色々な国をみてみたいという理由でヨーロッパを選んだと伺いましたが、その中でもなぜチェコを選んだのですか?」
Aさん「初めはヨーロッパのなかで国を絞ってはいなかったのですが、姉が国際系の大学に通っていて、その友達から色々聞いて国を絞った結果チェコに行こうと決めました。」
り「なるほど。ヨーロッパであればわりかしどこでも良いという感じだったんですね。」
り「チェコで生活を送る中で、困ることは何かありますか?」
Aさん「やはりチェコ語の壁は大きいです。それでも最初よりは慣れて、チェコ語しか通じなくてもオドオドしないようになりました。メンタルも強くなったと感じています。」
り「僕は言葉が通じない環境にいたことがないので、実際にそのような場面になった時にうまく対処できるか不安です……。」
り「チェコと日本で、ここが大きく違う!というところはどこかありましたか?」
Aさん「ヨーロッパで過ごしてみて、そこまで大きな違いはないように感じています。特に人間性に違いはあまり感じず、思っていたよりも日本っぽいなと思いました。チェコは日本くらい治安が良いのもありますね。以前に、日本人はエスカレーターに乗る時に片側に寄るのが偉いというような記事をみたことがあるのですが、ヨーロッパでも普通に寄っていたので、そこまで変わらないのかなと思っています。」
り「そんな記事があったんですね笑 ちなみに、Aさんが行ったヨーロッパ内の国はどちら側に寄ってエスカレーターに乗ることが多かったですか?」
Aさん「僕が今まで行った国では、全て右側に寄って乗っていた記憶があります。」
り「左側の地域もあるのか気になりますね。」
り「次に伺いたいのが、食事についてです。ぶっちゃけ、チェコでの食事は美味しいですか?」
Aさん「レストランで、日本と同じくらいのお金を払って食べれば美味しいものが食べれます。ですが、遊びに来てくれた日本人は美味しくないと言っていました笑 結構好みが分かれそうな感じの味だと思います。また、普段のメニューに変わり映えがあまりなく、飽きがきやすい気がしています。」
り「なるほど!レストランはもちろん美味しそうですが、家庭料理となると味に好みが分かれるのは仕方なさそうですね……。ちなみに、頻繁に食べても飽きない食べ物はあったりするんですか?」
Aさん「日本でいうラーメン枠が、ヨーロッパではケバブのようです。ラーメン屋さんが夜遅くまでやっているように、ケバブ屋さんが遅くまでやっています。」
り「どこの国にも国民のソウルフード的なものがあるんですね笑 チェコの食生活に慣れつつあると思いますが、日本食が恋しくなる時はありますか?」
Aさん「やっぱり、いくら行った国の食事が美味しくても、日本食が恋しくなるのは間違い無いなと思っています。」
り「外国に行く時はレトルトの日本食が必須ですね! 日本に帰ってきたらまず食べたいものなどはありますか?」
Aさん「チェコに飛び立つ前に成田空港の吉野家で牛丼を食べたので、帰ったらまた同じところで食べたいなと思っています笑」
り「久々に食べると日本食の味に感動するかもしれませんね。感想聞かせてください!」
り「チェコで食べて一番美味しかったものはなんですか?」
Aさん「あまり想像を超える料理はなかったです。見た目通りに美味しいものは美味しいというような感じで、特に硬いトーストの上で直に生にんにくを擦ってその上に生ユッケを乗せた料理がとても美味しかったです。また、ビールがとても美味しく、それだけはもう日本のビールには戻れないくらいです。」
り「なにそれめちゃくちゃ美味しそうです!ビールの話は初めて聞きました。」
Aさん「チェコはビールの消費量が世界一で、水よりもビールの方が安いと言われています。日本ではドイツのビールの方が有名ですが、それは日本に輸入してくる有名ビールのメーカーがドイツが多いためではないかと思っています。」
り「水より安いなら、蛇口からビールが出てきてもいいのではと考えてしまいます笑」
り「次に住環境について教えてください。チェコではどのような部屋に住んでいるのですか?」
Aさん「言葉を選ばずにいうと、かなり終わっている部屋です笑 家賃は安く2.3〜2.4万円ほどで、2人部屋2つで1つの風呂・トイレ・キッチンを共用で使っています。駅からは遠く、歴史のある鉄筋造りの建物です。」
Aさん「ちなみに、チェコには街自体がそのまま世界遺産になっているところがあり、古い街並みが好きな人はぜひチェコに行ってみると良いと思います。前は自分が使っている通学路がTwitterでバズっていました。」
世界遺産に登録されている、プラハ歴史地区
り「自分が何気なく使っている道がバズると何か不思議な気分になりそうですね。また日本での生活がかなり恵まれているんだなと改めて感じさせられました。」
り「留学に持っていって良かったものは何かありますか?」
Aさん「現地で大体揃うので、荷物は少なめで行きました。しかし、美容用品を気にするなら、日本ほど揃わないかもしれないのでそこは気をつけた方がいいかもしれません。現地に行く前に、文房具の書き心地が日本と違うかもしれないと言われていたのですが、そんなこともなかったです。あと、結構寒いので、防寒具は日本から持っていった方がいいかもしれません。現地で買うと高いです。」
り「文房具の書き心地が違う説があったんですね。本当に違うものがあるのか気になります笑。」
り「先ほど、日本に帰ってきたら食べたいものは吉野家の牛丼だとおっしゃっていましたが、何か帰ったらやりたいことはありますか?」
Aさん「吉野家のことはさっき話したとおりですが、他には、日本に帰ったら日本にいる外国人に優しくしたいなと考えています。今まで優しくしていなかった訳ではないですが、海外を経験すると慣れない地で生活することの辛さがよくわかるようになるので、少なくとも自分が関わる外国人には優しくしてあげたいなと思っています。もしかしたらこのような優しさの循環があるのかもしれません。」
り「とても素敵ですね! 自分が経験したことを早速生かそうとする姿勢に憧れます。」
り「最後の質問です!よければ、留学にあまり興味がない人や留学を避けている人に一言お願いします!」
Aさん「そうですね、もし海外が怖いという理由で留学を避けているのであれば、人の感性がより日本人に近いヨーロッパに行くことをお勧めします。あとは英語力はあまり気にしなくていいです。英語が通じなくても生きていけますし、極論を言えば生きていくだけなら言葉を発さなくても大丈夫なので笑 授業を受けるとなると全く話さないのは厳しいかもしれませんが、それでも喋らなくてもなんとかなります。皆さんにはあまり大きな不安を持つことなく留学に挑戦してほしいと思います。」
最後に
後編では、チェコでの日常生活にフォーカスしてお話を伺いました。
Aさん、貴重なお話をありがとうございました!
ここまで読んでみていかがでしょうか? より留学に行きたいという気持ちが強くなった人や、今まで興味がなかったけど少し行きたいと思った人、さまざまだと思います。
僕個人の話をすると、中学2年生の時に研修旅行でシンガポールにいった時のことが少しトラウマになっていて留学にはあまり前向きではありませんでした。しかしここまでお話を聞いて、少し前向きに留学のことを考えられるようになったと思っています。
もし同じような気持ちの人がいたら、この記事の内容を少しでも心に留めておいてもらえたら嬉しいです。
それでは、今回はここまで!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。