友達「融合ってなにしてんの?」 俺「えっ…あー…」
2022.12.03 融合学域 先導学類 観光デザイン学類 スマート創成科学類 全ての方向け
みなさんこんにちは! 学生ライターのりゅーきです。
前回の記事は読んでいただけましたか? まだ読んでいない人はぜひこちらも読んでみてくださいね!
さて今回は、僕がよく遭遇する経験を元に融合学域について考えていきたいと思います。
タイトルをみて「何言ってるんだこの人いつ」と思った方も少なからずいることでしょう。
融合学域に入学して早くも半年がたち、その間に地元の友達やバイト先の先輩と大学の話をすることも多くありました。
その中でも特によく聞かれたのが、「融合って何をするところなの?」という質問です。
これを聞かれるたびに僕はなんと答えたら良いかわからず、なんとなく「なんでもできるところだよ」とか「なんかイノベーションとかやってる」と返していました。
長々としっかり説明しようと思えばできるのですが、友達との会話でそんな長々と語り始めたら大体うざったくされますよね。「もういいよわかったよ」って。
(何度、「ググれ」と言いそうになったことか。)
例えば理工系の学部の学生であれば、「化学の勉強してる」とか、「AIいじってる」とかわかりやすく伝える言い方があると思うのですが、融合に関してはそうはいかないと感じています。
「文理融合でなんでもできるんだよ」と伝えても、そもそもなんでもできるのか怪しいですし、「なんでもできる」という文言一つが融合学域の特長を表しているともいえません。
「起業をする学域」というのも違和感しかありません。(かなり起業起業言われていますが……)
そこで今回は冒頭で話した通り、融合学域について考えるということで、融合学域を友達に紹介する時に、簡潔に説明するとしたらなんと言うべきなのかを自分なりに考えたいと思います。
まず、融合学域のアドミッションポリシー(入学者受入方針)と学域HPの教育プログラム等から説明に必要そうな内容を抜き出すことにしましょう。
融合学域のアドミッションポリシーから、求める人物像を抜粋してみました。
「あらゆる意味で社会が変容し、従来の知識、制度、方法等が国力の維持や強化に耐えられなくなりつつあります。多様な脅威にさらされるこれからの社会では、人文・社会・自然等の科学分野を往還し、融合的な学知と他者との共創を通じて、社会の各界で”未踏のイノベーションの創成をリードする中核的リーダー”となる人材が不可欠であり、本学域が共通して養成しようとしている人材像です。」
この文のキーワードは”多様”や”イノベーション”、”リーダー”といったところでしょうか。
僕の解釈では、融合学域生は様々な分野を総括し、イノベーション(革新・変革)を行っていく方法や考え方を学んでいる学生だと考えています。
もしくは、組織を改革していく一人として活動していく立場もあり得るでしょう。
このアドミッションポリシーは融合学域生全員に求められる人物像であり、ある意味使命のようなものだと考えます。
次に、融合学域の教育プログラムを見ていきましょう。
(きっとこの記事を読んでくださっている方なら目を通している…?とは思いますが改めて)。
まず融合学域の教育プログラムで特徴として、どの学類においても専門教育科目の内容に文理の偏りがないことが挙げられます。
観光デザイン学類や来年度設置されるスマート創成科学類は、学類の特性上多少どちらかの系の科目が多いことはありますが、大体同じくらいです。
そして、文理の中の、分野の偏りもあまりありません。法学や倫理学、理学や医学まで、数多くの分野の専門科目が用意されています。
先日行われた先導学類の秋季キャンパスビジットで、先導学類のキャッチコピーを高校生が考えるというコーナーがありました。そこででたアイディアの一つがとても秀逸だと思ったので紹介します。
「知識のビュッフェで、自分の未来を作る」
教育プログラムを見ていただければわかると思いますが、本当にたくさんの種類の講義が開講されます。
その中から私たちは自分がやりたいこと、なりたい未来を想像して選び取る必要があります。
まるでビュッフェのように美味しいもの・好きなものだけとっていくような感じですね笑
別の例え方をすると、ゲームでキャラクターが装備をそろえながら敵を倒すように、講義をとって知識(装備)を身につけながらさまざまな課題(敵)を解決していくようなものではないでしょうか。
皆さんモンハンやったことありますか?
やったことがある人ならわかると思います。
あんな感じです。
融合学域と聞くといまいちよくわからない感じですが、やっていることはいわゆる「いいところ取り」ではないでしょうか。
いいところ取りでイノベーションを起こす。
最近の授業で、イノベーションは「創造的破壊」だと学びました。
それに沿っていえば、いいところ取りで身につけた幅広い知識が利用され、新しいものが生み出されることで古いものが壊されていくことになります。
これが融合学域の考え方の一つだと思います。
「一つ」と書いたのは、捉え方が色々ありすぎて「絶対にこれ!」とは決していえないからです。
これから僕は、「融合って何してんの?」と聞かれたら、「色々な学問のいいところ取りしてる」と返すことにします。
何度も言いますが、これが全てではありません。学生ライターりゅーきの一つの考えとして捉えてもらえたら嬉しいです。
今回は、友達に融合について聞かれた時の答え方をテーマに、融合学域について考えてみました。
だいぶ噛み砕いて書いたので、うまく伝わってない部分もあるかもしれません。
いつか捉え方が変わったらその時にまた記事を書きたいと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!